一時帰国の通信手段まとめ
日本eSIMの選び方【2026年版】
この記事のポイント
- 海外在住者の一時帰国も訪日旅行も、自国キャリアのローミングより日本向けトラベルeSIMのほうが割安になりやすい。
- データ専用eSIMは本人確認なし。購入後すぐメールで届き、出発前にQRコードでインストールできる。
- 日本の電話番号付きプランは法律上、本人確認が必須。受け取りは郵送・窓口になるため、早めの手配が必要(Mobalなどが提供)。
- 料金の目安は無制限が1日あたり約550円〜、GBプランは1GB 600〜700円〜(本サイト掲載プラン参照・変動あり)。
- 「無制限」にも公正利用ポリシー(FUP)あり。1日の使用量超過後の速度制限やテザリング上限は事前に確認を。
なぜローミングではなく日本eSIMなのか
海外在住の方が一時帰国するとき、いちばん手軽なのは「いま使っているスマホをそのままローミングで使う」ことです。ただしローミングは日額課金型が多く、滞在が1〜2週間になると費用が積み上がりやすいのが難点。速度やデータ量に制限がかかるプランも少なくありません。
一方、日本向けのトラベルeSIMは滞在日数やデータ量に合わせて買い切りで購入でき、物理SIMの差し替えも不要です。eSIM対応スマホなら、出発前に自宅のWi-Fiでインストールまで済ませておけるので、着陸した瞬間から日本の回線につながります。SIMピンも空港カウンターの行列も要りません。
データ専用eSIMと日本番号付きプランの違い
日本向けプランは大きく2種類に分かれます。この違いを知っておくと、準備のスケジュールが立てやすくなります。
データ専用eSIM 本人確認不要
ネット接続だけできればOKな人向け。データ通信のみのeSIMは本人確認が不要で、購入するとすぐにメールでQRコードが届きます。出発前にインストールしておき、日本到着後に有効化するだけ。
LINEやメール、地図、動画視聴など、いまの連絡手段がアプリ中心なら、ほとんどの人はデータ専用で足ります。思い立った日に買えるのが最大の強みです。
日本の電話番号付き 本人確認必須
日本の070/080/090番号で通話・SMSが必要な人向け。日本では携帯電話不正利用防止法により、音声通話付き回線の契約に本人確認が義務付けられています。そのためQRコードの即時発行はできず、SIMやeSIM情報の受け取りは郵送や窓口受取が基本です。
銀行や役所の手続きで日本の番号が必要な一時帰国者は、Mobalなどが提供する日本番号付きプランを渡航前に余裕をもって申し込んでおきましょう。詳細な条件は公式サイトで確認を。
料金の目安(本サイト掲載プラン参照)
本サイトに掲載している比較データでは、おおよそ次のような価格帯になっています。いずれも掲載時点の参考値で、為替やキャンペーンで変動するため、最新の料金は各公式サイトでご確認ください。
- 無制限プラン:1日あたり約550円〜(Mobalなど)。Holaflyの1日プランは690円。
- GBプラン:1GBあたり600〜700円〜(Ubigi・Airalo・Nomadの1GBプランなど)。滞在が短く使用量が読める人向け。
「地図と連絡だけ」なら小容量GBプラン、「動画もテザリングも」なら無制限系、というのが基本の考え方です。滞在日数×1日の想定使用量で総額を比べると選びやすくなります。
つながる回線もチェック:docomo・au・SoftBank
日本向けeSIMは、大手3キャリアのいずれかの回線を借りて提供されています。本サイト掲載プランの例では、Ubigiはdocomo回線、AiraloはSoftBank回線、Nomadはau/SoftBank回線、Sakura Mobileはdocomo/au回線です。都市部では大きな差は出にくいものの、山間部や離島など滞在先が特殊な場合は、対応回線のエリアマップを事前に確認しておくと安心です。
「無制限」の落とし穴:FUPとテザリング上限
無制限プランには多くの場合、公正利用ポリシー(FUP)が設定されています。たとえば本サイト掲載プランでは、Airaloの無制限プランは1日3GBを超えると1Mbpsに速度制限されます。また、Sakura Mobileのau回線無制限プランやMobalにはテザリングの上限(Mobalは15GB)があります。パソコン作業のためにテザリングを多用する予定の人は、この条件を必ず確認してから選びましょう。最新の条件は各公式サイトでご確認ください。
出発前のセットアップ手順
- eSIM対応・SIMフリーか確認お使いのスマホがeSIM対応か、キャリアロックが解除されているかをチェック。
- プランを選んで購入滞在日数とデータ量から選択。データ専用ならメールで即時にQRコードが届く。
- 出発前にQRコードでインストール自宅のWi-Fi環境でeSIMを追加。この時点ではまだ有効化しないのがコツ。
- 日本到着後に有効化着陸したらeSIMのデータローミング/回線をオンに。すぐに使い始められる。
いまの番号を活かすデュアルSIM運用
eSIMを使う間も、自国の電話番号を手放す必要はありません。デュアルSIM対応のスマホなら、「データ通信は日本のeSIM、音声・SMSは自国のSIM」という併用ができます。銀行やアプリの認証SMSは自国番号で受け取りつつ、データ料金は日本のeSIMで抑える、という使い方です。ただし自国SIM側の着信やSMS受信にローミング料金がかかるかどうかは契約によって異なるため、出発前にご自身のキャリアの条件を確認しておきましょう。
よくある質問
Q. eSIMの購入に本人確認は必要?
データ専用eSIMなら不要です。日本の電話番号(音声通話)付きプランは、携帯電話不正利用防止法により本人確認が必須で、受け取りも郵送や窓口になります。
Q. いつまでに買えばいい?
データ専用eSIMは購入後すぐメールで届くため、出発前日でも間に合います。日本番号付きプランは本人確認と郵送・受取の時間が必要なので、渡航日から逆算して余裕をもって申し込みましょう。
Q. 無制限プランは本当に使い放題?
多くのプランに公正利用ポリシー(FUP)があります。たとえばAiraloの無制限プランは1日3GB超過後に1Mbpsへ制限、Mobalはテザリング15GB上限など。契約前に各公式サイトで条件を確認してください。
Q. 日本にいる間、いつもの番号に届くSMSは受け取れる?
デュアルSIM対応機なら、データは日本のeSIM・音声/SMSは自国SIMという併用ができます。自国SIM側の受信にローミング料がかかるかは契約次第なので、事前にキャリアへ確認を。